パヴァロッティ

  • 川越塔子 公式ブログ/パヴァロッティ 画像1
今日9月6日は、ルチャーノ・パヴァロッティの命日ですね。亡くなって4年経ちました。

前の年のトリノ五輪の開会式で、見事な「誰も寝てはならぬ」を披露していたので、亡くなったと聞いた時はとても驚きました。

その日、私は講習会に参加するためサルデーニャ島に滞在しており、葬儀の様子や、たくさん放送された追悼番組などをテレビで見ました。

三大テノールにはそれぞれに違った魅力があり、ドミンゴの艶のある声と殺人的な色気、カレーラスのちょっと陰のある声と何か健気に見える歌い方、どちらも素敵だけど、でも、何と言っても「ザッツ、ベルカント!」と膝を打ちたくなるような、声だけで数万人のお客をいっぺんに納得させられるような、圧倒的な声の輝きは、パヴァロッティにはかないませんね。

「神に祝福された声」とか「キングオブ・ハイC」とか言われ、「実は楽譜が読めないらしい」という伝説まであったパヴァロッティですから、あの完璧な声が血の滲むような努力の果てに獲得されたものなのか、それとも生まれて口を開けたら出ちゃった声なのか、定かではありません。が、録音であっても聞くたびに「オペラ歌手の声はこうであらねばならぬ」という確信を深めてしまいます。

パヴァロッティは、フェラーリやバルサミコ酢で有名な、イタリアのモデナという町の出身です。去年の今日、パヴァロッティが亡くなって3年の追悼コンサートが行われるというので、モデナに行ってきました。

コンサート自体は、パヴァロッティと同世代の大スターが出演するわけではなく、お弟子さんや地元モデナで勉強している若い歌手達が歌う地味な?ものでしたが、町中にマエストロ・パヴァロッティのポスターが貼られ、無料のコンサートには大勢の地元の人々が押し寄せて、モデナの人々がどれほど彼を誇りに思っているかが伝わる、温かい一夜でした。

マエストロ・パスティネが亡くなってサンタマルゲリータには「パスティネ広場」ができましたが、モデナでは、マエストロ・パヴァロッティが亡くなって、市立歌劇場に「ルチャーノ・パヴァロッティ」の名が付けられました。

今夜は、彼のオペラデビュー作でもあり、当たり役中の当たり役、「ラ・ボエーム」のロドルフォを演じるDVDを見てパヴァロッティを偲びつつ、自分の京都公演の反省をしようかな…。

 
  • コメント(全1件)
  • MIE☆ 
    9/7 00:39

    私もパバロッティの声に魅了されてる一人です

    彼の名前がつけられた劇場、行ってみたいものです

  • GREEにログイン(新規登録)するとコメントを書くことができます。
    ログイン(新規登録)