100回の練習より1回の本番

音大生の頃から、何度も聞かされてきた格言の一つです。1回本番(お客様の前で歌う)を経験すると、100回練習しても得られない貴重なものを得られる、という意味です。決して練習はしても無駄、ということではありませんよー。

聞き飽きた言葉ではあったのですが、昨日、「やっぱりその通りだ!」と深ーく頷かされました。

昨夜は(ほぼ)月一のオペラサロン・トナカイに出演したのですが、7/11のドニゼッティ・ガラコンサートで歌う予定で今勉強中の歌曲「希望の声」と、9/3に演じる予定で同じく現在勉強中の、プッチーニ「ラ・ボエーム」のミミのアリアを、お客様の前で歌ってみました。

どちらもまだ家で練習している段階で、お客様に聞いていただくのは初めて。緊張するので、練習していた時より息が足りない、とかピアニッシモで歌おうと思っていたのにできなかった、とか、技術的な欠点ももちろん見つかります。

でも、思うに本番では、練習で絶対にできないレベルの集中ができるので、歌っていて「この休符にはこういう心の動きがあるんだ」とか「音楽の色が変わる瞬間は今だ」とか、表現をする上での発見がいくつもいくつもありました。うーん。お客様は神様です(笑)。

いや、トナカイのお客様を練習台にしようと思ったわけではないんですけどね、昨日の発見を大切に、また練習を積み重ねたいです。