夏の第九

昨日、友人がソリストを務めた浦和フィルハーモニー管弦楽団の「第九」を聞いてきました。ベートーベンの交響曲第9番[合唱付き]です。浦和フィルの25周年を記念した公演だったそうですが、夏に「第九」って、めずらしいですよね。

日本では「第九」といえば年末の風物詩。なぜそうなったのか、詳しくは知りませんが、最初に年末に「第九」を演奏したのは戦前、ドイツ人指揮者率いる今のN響で、戦後は楽団の人々が年越しのお金を稼ぎだすため、人気があってお客さんの入る「第九」を年末に演奏するのが恒例になった、とか。

世界的にはどうなんでしょうね。日本で最初に演奏したのがドイツ人指揮者だったということは、ドイツには「年末に第九」の習慣があるのかな。イタリアにはなさそうです。彼らにとっては年末年始よりもクリスマスの方が大事なイベントなので、強いて言えば年末に多くなるのはヘンデルの「メサイア」などでしょうか。

さて、「第九」。合唱団に参加された経験のある方なんかはきっと分かると思うのですが、あくまでも「交響曲」なんですよね。つまり、おそらくベートーベンにとっては声もオーケストラと同じ楽器の一つ。歌のパートが人間の生理を考慮しないで書かれているというか、ひらたく言うとものすごく歌いづらいです。ソリストのパートはまだ少し人間的だけど、合唱のソプラノパートなんかはもう殺人的。アマチュア合唱団が難なく歌いこなしていたりするのを見て、いつも舌を巻きます。

昨日の演奏も素晴らしかった。もちろん全員プロのオーケストラとプロの合唱団でおこなう公演にくらべれば、小さなキズやばらつきや音量の足りないところはあったかもしれないけど、音楽への純粋な愛が集まった、独特の清々しさに溢れていました。

節電で?ホールの冷房が切られていて、演奏する人も聞く人も汗を拭き拭き、ほんと「夏の第九」っていう感じの、なかなか思い出に残る演奏会でした。

 
  • コメント(全1件)
  • ぱむ♀多忙★in&コメ減m(__)m 
    6/27 12:12

    主人とは「第九」を歌うアマチュア合唱団で知り合い、結婚して、今年二十歳になる娘も授かったので、我が家にとっては特別な音楽ですo(^-^)o
    娘も高校生の頃、学校行事で二回歌い、三年生の演奏会の際には責任者を務めました。私のお腹の中で聴いたオケや合唱に、自分も参加して、いろいろな思いがあったようです(^_^)
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