ドニゼッティの世界

  • 川越塔子 公式ブログ/ドニゼッティの世界 画像1
ドニゼッティ・ガラコンサートを前に、今日はドニゼッティの専門家の高橋和恵先生によるワークショップに参加してきました。

ドニゼッティの自筆譜を見せていただきながら、彼が何を意図して楽譜にアクセントをつけたのか、音型やトリルの使い方にどんな表現を要求したのか、ドニゼッティという作曲家の生い立ちや人生や音楽の特徴、前後のロッシーニやヴェルディとの違いについて。すごく興味深いレクチャーでした。

コンサートに出演する何人かの歌手が実際に歌って、ドニゼッティの作品を演奏する時の具体的な注意点も教わりました。私もモデル生として歌いましたよ(2曲も)。こういう公開レッスン的なものというのは、大きな舞台での演奏会よりむしろ緊張してしまうものです。

でも恥をかくぶん?得るものも多い、と思います。ドニゼッティは、イタリアオペラにおけるロマン派の夜明け。だからロッシーニのように書かれたことをとにかく正確にやることで何かを表現するのでも、ヴェルディのように強く生々しい感情を音符に乗せるのでもなく、品よくしなやかに、小さな贈り物を手のひらにのせて差し出すように。

もちろん高度な声楽的テクニックが必要です。難しいけど、本番まであと2週間あまり、どっぷりドニゼッティ・ワールドに浸かって、がんばります!

写真はドニゼッティの自筆譜のコピー。読めない(笑)…けど、何かパワーを感じるなぁ。

 
  • コメント(全1件)
  • 美夜 
    6/26 01:01

    曲はわかりませんけど、“品よくしなやかに、小さな贈り物を手のひらにのせて差し出すように”という表現が素敵です

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