生まれ変わったら…

昨日は5月の「リゴレット」、今日は6月の「ヴェルディのヒロインたち」のため「椿姫」の稽古をしてきました。どちらもジュゼッペ・ヴェルディの作品です。

「椿姫」はヴェルディの作品で唯一のプリマドンナ・オペラと言われています。女性が主役と言えるのは、ほかに「アイーダ」、「ジャンヌ・ダルク」、くらいでしょうか。ソプラノをこよなく愛するプッチーニなんかとは対照的です。

ヴェルディは男性低声部(バリトンやバス)が大好きだったようで、彼の出世作である「ナブッコ」も、もちろん「リゴレット」も主役はバリトンだし、テノールやソプラノが主役の作品でも、「おお、これぞヴェルディの真骨頂」というような感動的なメロディーは、バリトンに歌わせていることが多いです。「ドン・カルロ」というオペラではバスとバスの二重唱なんていうのまであります。

というわけなので、ソプラノの私としては、ヴェルディの作品を歌っていると、なんだかフツフツと、男性低声部に対する嫉妬心が沸き上がってくることがあるんですよね。「あなたが一番愛しているのは私じゃないのね」というような(笑)。

生まれ変わったらバリトンになって、私の一番好きなバリトンの役、「ドン・カルロ」のロドリーゴを演じたいです。