プリマドンナ

リサイタルを明後日に控え、今日は、ヴォイストレーナーの先生と声の最終調整をして、共演の樋口さん、ピアノの細川さんと、音楽と動きの確認をしてきました。

「プリマドンナ」というのはイタリア語で「第一の女」という意味で、オペラで言えば主役を務める女性歌手のことですが、「ワガママ女」の代名詞でもあります(笑)

私も普段はプリマドンナ魂を封印して大和撫子を目指していますが(本当?)、身近な人曰く「大きな本番が近づくと急にプリマドンナになる」らしいです…。

なんでかと言うとね、私の勝手な言い分だけど、プリマドンナというのは激しく孤独な職業なのです。本番前の心境は、大袈裟に言うと、舞台に関わったすべての人々から「おれ達はやることやったんだから、あとはたのんだよ」というような、「おまえに丸投げ」みたいな感じで、理不尽な責任感と孤独感に苛まれるんです。

本番が終わって落ち着けば、ただの被害妄想?と思えるのですが、それでも毎回毎回、本番前は「みんなみんな助けてくれない。私がひとりで全部の責任を負うんだわ」という、菅首相だかオバマ大統領だかの気持ちも分かりそうな勢いになります。

というわけで、少々とげとげしくなっている今日の私です。被害を受けた皆さん、ごめんなさい。明日は一日、体と心を鎮めて本番をむかえます。