継続は力なり?

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水曜日は着物の日です。2年ほど前から日本舞踊のお稽古に通っています。

私のオペラデビューは團伊玖磨の「夕鶴」だったのですが、その稽古に入った時にはゆかたさえも一人で着られませんでした。それ以降も何本か日本の作品に出演するうち、必要にせまられて(祖母と母に教わって)着物は着られるようになりましたが、着物を着ての所作や美しい動き方にはいつも苦労して、なかなか納得のいく舞台ができませんでした。

そんな中、一昨年「天守物語」というオペラで出会ったのが今の師匠。「天守物語」は泉鏡花の作品をオペラ化したものですが、私の演じた富姫という役(歌舞伎では坂東玉三郎さんの当たり役です)は、本当に舞台を一人で背負って立つような存在感を必要とされる役でした。歌わずに舞うだけの場面もあり、稽古場で某大御所オペラ演出家に毎日怒鳴りたおされていたところを、師匠がいつも素早く助けて下さり、練習にも付き合って下さって、「もうこの方に入門するしかない」という感じでオペラが無事に終わってすぐお稽古に通い始めたのでした。

日本舞踊、始めてみるとおそろしく奥深い世界で途方に暮れるばかりですが、いつかオペラの舞台でも成果があらわれるように、こつこつお稽古を続けたいです。写真は昨年、身の程知らずにも踊りの会に出演した時の私。素晴らしいお衣装とかつらでした。