アル・デンテ

  • 川越塔子 公式ブログ/アル・デンテ 画像1
昨日に引き続き黒川伊保子さんの「夫婦脳」に書いてあったことなのですが、世界中でアル・デンテが分かるのはイタリア人と日本人だけ、なのだそうです。「デンテ」はイタリア語で「歯」。アル・デンテは「歯ごたえがある」という感じでしょうか。

黒川さんによると、これはイタリア語と日本語の発音上の共通点に起因するのだそうで、イタリア人と日本人は食べ物の弾力に格別に敏感なのだとか。たしかに私たち日本人は、ツルツル、ぷりぷり、モチモチ、しこしこ、など、口に入れた時の弾力を食べ物のおいしさのポイントとして重視しますよね。

パリでホームステイをした時、ホストファーザーの作ってくれた「とっておき」のスパゲッティ・カルボナーラがあまりにも茹で過ぎで愕然とした思い出があります。フランス人男性と結婚した私の従姉は、ご主人がパスタを茹でる時、お米を炊くように少ーしのお水に冷たいうちからパスタを入れてお水を全部吸わせた、と言って、そのパスタの信じられないベタベタぶりを嘆いていました。

詳しい理由は分かりませんが、隣の国とは言えフランス人には「アル・デンテ→おいしい」という感覚がないことは確かのようです。

私は北イタリアのリグーリア州に長く住んでいたのですが、昨年夏に初めて南イタリアに足を踏み入れてみたら、スパゲッティの茹で加減が北よりさらにアル・デンテでした。もしかしたら日本でも北海道と九州でうどんとかラーメンの茹で加減に違いがあったりするのかしら。

何にせよ、アル・デンテの分かる日本の国は幸せです。写真はナポリで食べた超アル・デンテのスパゲッティ・アッロ・スコッリォ(海の幸のスパゲッティ)。