白い悪魔〜中国滞在記3日目その2〜

11月15日の夜

ダルトキの中学校を訪問した後は、キラポジョのコンサート。一生懸命練習してきた中国語の歌やオリジナルソングを披露。会場も盛り上がったし、すごくいいステージだったと思います。ちなみに、このコンサートでは、泉もゲスト出演して1曲歌わせていただきました。

そして、ダルトキ人民政府主催の歓迎宴。日本を出る前からかなり脅されていた飲み会です。日本でもそうであるように、地方に行くと、食べ物とお酒を振舞うことが歓待という考え方なんですよね。しかも、氷点下20度以下の非常に寒い地方だけあって、ロシアのウオッカのように、アルコール度数の高いお酒で身体を温める習慣があるようで、当然ながら、我々にもそのお酒が振舞われました。

白酒(パイチュー)…。

アルコール度数は50度以上。簡単に言うと、これをお椀のようなもので乾杯、一気に飲み干す、お椀の底を見せる、また乾杯、一気に飲み干す、お椀の底を見せる、また乾杯、一気に飲み干す、お椀の底を見せる…を延々繰り返します。

泉は自分よりお酒に強い人にほぼ出会ったことがないほど、メチャクチャお酒に強いのですが、しょせんは農耕民族。遊牧民族とは根本的に身体の作りが違ったようです。結果はというと、日本人の大人全員、この日の記憶がありません。日本人の大人全員、ホテルの部屋まで担がれて戻りました。

それでも泉が一番最後まで記憶があったようですが、ある段階からまったく覚えていません。そして、気づいた時には、朝5時にホテルの床でスーツのまま寝ていました。記憶がなくなる経験さえほとんどない泉にとって、あまりにも衝撃的な夜でしたし、記憶がなくなっても普通は所々は覚えているもの。だけど、この日、日本人の大人全員、早い人で宴会始まって30分後から、最後の砦の泉でも2時間30分後から、朝まで完全ブランクです。白酒とはうまく言ったものですね。我々は全員「白い悪魔」と呼びましたが…。