JIN

  • 伊藤俊彦 公式ブログ/JIN 画像1
にはまりました・・・。
完全に!

今セカンドシーズン(というのだろうか)が日曜9時からオンエア
されてますが

ファーストシーズン(というのだろうか)は見たり見なかったりで

でも見るたびおもしろいなと。

で、今回セカンドシーズン(ということにしよう!)の第一話を見たときに今更なが

「幕末ジャン!」と。

しかも今稽古をしている『呑象』の時代とドンズバ!


あたくし、読書が苦手です。

眠れないときに本を読んで即効眠りにつけるタイプです。

だから役作りや時代背景を知るのに、もちろんPCで調べたりもしますが

本を読むより映画見まくるのです。

日本の話なのに洋画を見たりもします。

「このシーン、あの映画のシチュエーションに似てる!」

なんつってそこが見たいためだけにDVD借りたり・・・。

で、あまり関係なかったりして・・・

でも思い入れのある映画見たり、好きな俳優の芝居に感動して

めちゃくちゃやる気でたりして・・・。

まあ、芝居の稽古と平行に映画で発見の旅に出るのです。


話ズラ・・・いや、ズレましたが

「JIN」!!!!

2ndSEASON(ついに英語)見てたら江戸末期の牢獄のシーン。

まさに「呑象」で牢獄に入れられるシーンがあり

非常に参考になりヴィジュアライズしやすくなりました。

で、これは1stSEASONを復習しようとDVDを借りました。

4本1000円なのでがっつり4本借りれちゃうから止まらない!

しかも毎回号泣。

俺、泣きすぎじゃね?ってくらい何度も泣いてしまいます。

なんでしょう?

今、求められていることがすごく色濃く盛り込まれているような気がして

というか、普遍なのかもしれないし、今だから尚更なのかもしれないし。

「呑象」をやった時、今やる意味のある舞台だと強く感じました。

大変な時に何かを変えようと命がけで生きる姿は心を打ちます。

今まで幕末をそんな風に捉えたことはなかった。

チャンチャンバラバラしたいから幕末やりたいんでしょ?

みたいな偏見。

「呑象」には殺陣や派手なアクションはありません。

新撰組も出てきません。

今回の再演では竜馬は出てきますが。

いわゆる「幕末モノ」とは違った視点から描いています。

僕の演じる「高島嘉右衛門」さんは材木商人ですが独学で学んだ易経の達人です。

「卦をたて、未来を見て、多くの人々を幾多の災いから救いたい」

とお金も取らずに占いをして、横浜を発展させた功労者です。


これまた先月「呑象」を終えたあとたまたま海外ドラマの

「FLASHFORWARD」を見た。

2010年10月6日11時に全人類が一斉に2分17秒のブラックアウト

つまり意識を失い、それぞれが自分の未来のヴィジョンを見る。

「フラッシュフォワード」とは「未来視」と訳されています。

良い未来を見た人は生きる力をもらいその未来に向かって期待をはせる。

悪い未来を見た人はなんとかその未来を避けようと必死になる。

そして何も見なかった人は・・・。

決められた未来図に向かってそれをなんとか回避しようとする主人公は図らずも決められた未来に着実に向かっていく。


これまた昔の映画だが「Butterfly Effect」という映画では

日記を頼りに過去に戻れることを知った主人公が愛する彼女の死を回避しようと過去を変えるが何度変えても違う形で彼女は死んでしまったり幸せになれないという話。

ちなみに「バタフライ・エフェクト」とは

蝶のひとつの小さなはばたきが、地球の裏側では嵐を引き起こすことになりうる

というタイム・パラドックスの基本的概念。

つまり、過去で葉っぱひとつ踏んでしまうことで未来に生まれるべき何かの存在を消してしまうことになるかもしれないという理論。

「Back to the FUTURE 」でもドクが同じことを言っています。

卦で未来を視る高島さんを演じたあと立て続けに僕に関わってくる

「未来」というキーワード。

自分はこのままでいいのか、この先どうなるのか

もし未来がわかるなら知りたい・・・と誰でも思ったことがあると思います。


しずかちゃんと結婚できるか知りたくてタイムマシンに乗り込むのび太くんのように


「どんな先行きも知っておればある程度は回避できる」と高島さんは幕末の志士達に言います。

「未来は変えられる」とフラッシュフォワードの主人公は決められたレールに抗います。

「未来を変えてしまう権利が自分にあるのか」と南方仁は悩みながらも未来の医術で江戸末期の人々を救います。

「未来は変えられない」とバタフライエフェクトの主人公は何度も過去に戻りながら思い通りに変えられない未来に愕然とします。


「JIN」で内野さん演じる坂本竜馬が言いました。

「10年先の未来も100年先の未来を知っても意味がない。放っておいても明日は来る。一歩一歩前に進んでいくだけだ」と。

・・・なんか一番心に落ちました。

それはもしかしたら

「先の分からない不安はあっても前に進んで行かなくては本当の明日は来ない」

ということなんじゃないかと。

きれいごとの言葉や信念だけではすべては変わらないとは思います。

でも、理想や信念を持つから人は前に進めるのではないかとも思います。


そんな理想だらけのイチ役者ではございますが

「想いは必ず伝わる」を信念に明日からも頑張って行きたいと思います。


・・・てか、「JIN」で泣きすぎて目が腫れちゅうがよ〜。