さがしています

  • 石田美菜子 公式ブログ/さがしています 画像1
先日、写真家仲間の岡倉禎志くんが久々に
をくれました。
原爆の日に合わせて本を出版したんだけど、
これを息子に読んで欲しい、とのこと。

絵本のように、写真と文章で原爆の遺品を紹介した本です。

大学のとき、長崎の原爆資料館に行ったことがあります。
日本人として知っておかなければいけない、と思い
当然のごとく出かけたのですが、
私はそのあまりの寂しい、冷たい展示物の数々に、
深く傷つけられました。
そして1週間以上眠れない日が続きました。
一瞬にして命を奪われた人たち、残されたご遺族の気持ちを考えると
どうしようもなくなりました。

この本では残された品々にはそれぞれに
原爆によって持ち主と引き離されるまでの日々、
というものがあったことを示しています。

それは楽しいこともあったし、
戦争がらみのつらいことでもあった。

でもとにかく、このモノ達は持ち主と共に
いきいきと暮らしていたのです。
それが一瞬にしてなにもかも違うことになってしまった…

残されたモノ達は時が止まったままのように見えます。

そんなことを、アメリカ人のアーサー・ビナードさんが
わかりやすい、やさしく語りかけるような文調で
紹介しています。

岡倉くんの写真が、一つ一つの遺品の「個性」を
際立たせています。
それは焼けただれて真っ黒だったり、ぼろぼろだったり、
そういう「個性」もあるけれど、
同じモノが並んでいても自分が使ったモノは
すぐわかるのと同じような「個性」でもあります。

小さなお子さんでも自分のことと照らし合わせて
理解できるのではないか、と思います。

さがしています
作:アーサー・ビナード
写真:岡倉禎志
出版:童心社

 
  • コメント(全1件)
  • 西條 
    8/6 21:32

    機会があれば是非読んでみたいで
    67年前アメリカが落とした原子爆弾で大勢の先輩方が亡くなりまし
    どう捉えて良いものか。戦争を知らない世代の自分に問いかけます
    あれは仕方のないこと。でも、大勢の方、遺族の方が今も苦しんでいると
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