フィルムか、デジタルか。

  • 石田美菜子 公式ブログ/フィルムか、デジタルか。 画像1
先週末は初めて中級者向けセミナー「フォトクリニック」を
開催いたしました


その参加者の方にフィルム派の方がいらっしゃいました。

フィルムカメラか。デジタルカメラか。
この違いは単なる記録法の違いにとどまりません。

急速に普及し今や当たり前のデジカメは、
メディアを購入してしまえばあとはいくら撮っても
パソコンなどで手間をかけずに楽しむことが出来ます。
撮った写真はその場で確認でき、気に入らない写真は
削除も可能です。

フィルムカメラはフィルムを購入する事から始まり、
決められた枚数の中で写真を撮らなければなりません。
現像が終わるまでどんな写真が撮れているか確認の方法はなく、
いちいちプリントしていると費用もかさみます。

・・・そう書くと、「じゃ、やっぱりデジタルが良いのね」と
なりそうですが、それがそうとも言えないのです。

デジカメは気軽な故にあまり考えずにシャッターを
押してしまうこともあると思います。
今時の高性能カメラだったら、押せば写ってしまうのですから。
しかも多少の失敗は、後でパソコンを使って
画像処理でクリア出来る場合もあります。
すると、本当は自分は何を撮りたかったのかが
見えなくなってしまいます。

フィルムカメラは、まず持っているフィルム枚数の中で
いい絵を撮ろうとするので、「無駄打ち」の回数はぐっと減ります。
無駄打ちが多すぎて、「本番!」となったとき
フィルムが終わっちゃった,なんてことに
なりかねないからです。
1枚の中で構図やシャッターチャンスをじっくり考え、
シャッターを押す。
こうして撮影した写真には、一枚一枚、
とてもその場で削除なんか出来ない、
思い入れが芽生えてくるものです。

初心者向けデジカメ講座では、迷うことなく
「たくさんシャッターを切って!」と
指導させて頂いております。
まずシャッターを押さなければ上達はないからです。

けれど少し撮ることになれた方には、ぜひシャッターを押す前に
じっくりとその絵に向き合って頂きたいと思います。

自分の思いを1枚の写真の中に込める。
写真を撮る大切な意味が,そこにあるのですから。

そんなことに改めて気づかせて頂いたセミナーと
なりました


出会いに感謝です