光と影のウオッカ72.09

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久しぶりにいい写真展を見てきました


板東尚武写真展 光と影のウオッカ72.09 

板東尚武さんは、大手印刷会社に籍を置き、
長年たくさんの写真展や写真集を企画していらした方。

私が大学を卒業したばかりの頃から、
とってもお世話になっている大学の大先輩でもあります。

初めてお目にかかった時、
板東さんは写真界の中心でお仕事されていらっしゃり、
私たちには雲の上の人でした。

ところがそんな板東さんは大の犬好き。
当時の愛犬・板東タロウくんのことを、

「今は家族として、人間の子どもと同じと思って
暮らしているけれど、
どんなに愛していても人間の子どもとは絶対違うんだよね。
それは、絶対に自分たちより先に死ぬってことが
わかってるということなんだ…」

こうお話しされながら、目に涙をいっぱい溜めてしまう、
何ともハートフルなお人柄で、
わたしはいっぺんに「板東ファン」になってしまったのでした


今はリタイアされ、17年生きた板東タロウくんを見送り、
仲良しの奥様と板東ジロウくんとともに
暮らしていらっしゃいます。

月日は流れたのです…


さてさて、そんなハートフルな板東さんが撮られた被写体は、
ロシアの今昔。
1972年に訪問したモスクワとサンクトペテルブルグを、
昨年2009年に再び訪問して撮影した32点の作品です。

1972年当時、ソ連はまだまだ共産主義時代で、巷にはスパイと、
それを捕えようという公安がウロウロしていたといいます。
写真を撮っていて公安当局のおばちゃんにカメラを取り上げられ、
フィルムを抜き取られた苦い経験もされたそうです。
37年ぶりのロシアがどんない変わっているか、と期待していたけれど、
風景も無表情な人たちも、ほとんど37年前と変わりがなかったそうです。

何ともいえないロシアの雰囲気を写し止めた写真を、
日本では手に入らないRollei社製の印画紙に、
暗室作業で一枚一枚入魂してプリントされています。

懐かしいバライタのこっくりとした何ともいえない色合いは、
久しぶりにホンモノの写真に触れた、と実感できるものでした。

「今はパソコンで現像からプリントまで何でも出来てしまうけれど、
暗室で一枚一枚画像が現れてくるのを待って仕上げる作業は、
写真を撮る上で大事だよね。」という
板東さんのお話を伺っていて、私もかつて暗室作業に追われた時代を、
なつかしく思い出してしまいました。

板東尚武写真展
光と影のウオッカ72.09
2010年9月26日(日)まで
12:00~19:00 月・火休館
ギャラリー イー・エム
港区西麻布4-17-10
03-3407-5075

会場のギャラリーは、住宅街の中にありオーナーが写真家、
ということもあって、
とても作品に集中できる、落ち着けるギャラリーです。

そして…
やっぱり
犬好きな板東さんの行くところに犬あり。

ギャラリー犬、エイミーちゃんがお迎えしますワンッ


 
  • コメント(全6件)
  • hide ** 
    9/11 16:21


    「光と影のウオッカ

    良いネーミングです

    旅をして趣味で写真を楽しんでいますが

    旅で出会った年配の方は年期の入ったフィルムカメラ

    「ニコンですか!?」

    両手の中で笑顔で手に馴染んでいました

    モノクロの世界が新鮮に思えるーこの頃です



  • 皆様39-8181有難う〜いっちゃんトり 
    9/11 18:15

    今の私はこのような時間が必要かもしれないですね

  • 石田美菜子 
    9/12 00:13

    みなさま、コメントありがとうございます!
    毎回書き込めないのですけれど、ちゃんと読んでますよ〜☆

    デジカメはとても便利だけれど、やっぱりフィルムカメラとは撮っていても違いますね

    フィルムカメラのシャッターを押すときは、それまでに結構いくつかの行程があるけれど、デジカメは考えていないで撮っちゃえ!みたいな軽いノリになってしまうかも。

    その分たくさん冒険が出来る良いところもあるのですけれど

    暗室でプリントした写真は、本当に魂が乗り移っていますよ、重さが違います。

    大切なものを思い出させて頂いた感じです。
  • さくら 
    9/12 07:48

    はじめまして、とても素敵ですね
    田さんの日記を拝見させて頂きましたが、静かな空間があり、癒されます


  • (´・ω・pウサq☆ 
    9/13 20:16

    自分の見たままの
    写真が撮りた


    なかなか難しくて…

    ウォッカって
    一瞬馬かと…

  • 石田美菜子 
    9/13 21:35

    温かいコメントを、ありがとう
    当に嬉しいです!
    写真は「真実を写す」と書くけれど、決して「ありのまま」にはならないですよね。
    それが写真の難しさであり、面白さでもあると思うのです。
    私は結構被写体にしつこく食い下がって撮る方だと思います
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