別役実『象』

昨日の午後は、新国立劇場で大杉漣さん主演の『象』という舞台を観てきました。
http://www.nntt.jac.go.jp/play/200...

別役実作品なので覚悟して出掛けましたが、やはり難解でした(笑)
しかし、考えながら芝居を観ているにも関わらず、物語から置き去りに
されるわけではなく、いくつかの言葉の端々が思考の回路を断片で繋ぐ役割を果たしているので、見終わったときには『概念』が頭の深いところに定着する心地よさを感じました。
終演後楽屋を訪ねて、久しぶりに大杉さんや奥菜恵さんとおしゃべりできたのも嬉しかったです!

この作品が発表されたのは51年前ですが、大杉さんが「演じてて少しも古びたところがないんです」とおっしゃってましたが、まさにそういう印象でしたし、逆に、この題材が取り上げている内容は現在も解決されていないままだから古びていなので、その事自体が問題なのではないかと、私は感じました。

ご興味ある方は、日曜日まで上演されてますので是非。
また、その後地方公演もあるようですので、チェックしてみて下さい。