風が吹き出した!

知らず知らずの内に、弱気の虫が働いて引っ込み思案になっていた僕の背中をドンと押してくれる人がいた。

一歩動くと空気も動き出した。

二歩三歩、空気の流れが風に変わった。

今、風は僕の体を押し上げようとしている。

後は自分自身と僕の傍にいる人たちを信じて、両手を大きく広げるだけ。

恐れるものなど何もない。これ以上堕ちるところなどないのだから。

飛翔の時はもうすぐだ