雨は嫌いじゃない。

元々雨の日は好きだった。

特に今日のような霧雨の時は、街からとんがったところが消えて、
色も控えめになって、心が穏やかになる。


しかし、ここのところしばらくは、雨が近付くと胸がキリキリし、
何となく気分が落ち込むことが多かった。

どうも、気圧と気分が連動していたみたいだ。


今朝、ちょっと早起きして、小糠雨の中を散歩した。

新緑から力強い緑へと変わりゆく葉っぱから発せられる、
少しむせるような匂いと雨の匂いが混じって、
胸の中に、とても豊穣な『息吹』が入ってくるように感じた。

とても気分がよかった。
梅雨はもう恐くない。