R.I.P.

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12月5日。

ネルソン・マンデラがこの世を去った。


あまりに大きな存在の喪失。

95歳であれば、自然な訪れだと・・・受け入れるべきことなのだと思う。


それでも、きっと世界中が悲しい。



世界中がその精神を必要とする時代であれば、尚のことその悲しさは増すように感じる。



あれほどのことを成し遂げる指導者が、世界中の歴史上どれほどいることでしょう・・・。



その偉業には、数えきれないほどのお話がありますね。


そんな数々のお話の中でも、私の胸には”パス法”にまつわるエピソードが刻み込まれています。

数年前、ある原稿を書いていた時に知ったエピソードは、かつて南アフリカにあった”パス法”に関する出来事。

当時の黒人が携帯することを義務付けられていたパスには氏名、写真、指紋、雇用主の氏名・連絡先が掲載されていて、ここにある”雇用主”というのは南アフリカ国民で事実上白人に限定されていました。

身分証の発行は当局によって管理され、不携帯や身分証の内容が当局の管理内容と異なる場合には逮捕されることもあったそうです。

現在も”アパルトヘイト”の象徴として知られるパス(身分証)です。


マンデラは、自分が持っていた(持たされていた)パスを焼きました。

そして、その姿を見た多くの黒人が彼に続いたのでした・・・。


理不尽な強制コントロールに声を上げた行為の背景。その行為が象徴する深く大きなこと。


わかってはいても、実際に行動に移せる人は多くない。

彼は、みんなの気持ちを形にしてみせた。


一人では微力であっても、その微力が集まった時に大きな力が生まれる。

彼のエネルギーが、一つ一つでは微力に思われたものの本質をしっかりと目に見えるものとしてみんなに提示したことによって、誰もが自分の中にある力を認識した。

生きる力。


人々に勇気を与えて、未来へと導くマンデラのすごさに感動したエピソード。

それ以上に、一人一人の力を合わせると大きな力を生み出せることを改めて教えられたエピソード。



ずっと胸に残っている。




世の中は、進化している。

それは、科学ということではなく、人間が人として生きる環境の進化として。

もっと進化させた世の中を後世に受け継いでいきたいと、現代を生きる大人は感じるのではないでしょうか?

人種差別はもちろん、人的災害や戦争をおこしてはいけない。



マンデラのニュースに、そんなことを感じるのでした。




R.I.P. Nelson Mandela




世界中の未来が良き道へと向かうように、見守っていてください。





大きな尊敬と感謝をこめて・・・。