【新刊のご案内】このブログをもとにしたエッセイが出版されます

お久しぶりです、はあちゅうです。

すっかりGREEブログが放置気味になっていましたが、
ここでお知らせです☆

このGREEブログをベースにした
私の、初めてのエッセイ、
「アドガール 大手広告代理店新人日記」
が3月2日に発売されることが決まりました!

こちらが放置気味だったのは
こっちに載せるはずのネタも全て
向こうにまわさなくてはいけないからで…エグってました。

でも、だいぶ書いたので、
使われなかったのも多くて、
ストックがたくさんあります。

そちらは、随時この日記にアップしていこうと思います☆身辺整理がついてから…。


以下にアマゾンの紹介文を転載します。値段は、驚きの1000円!編集者さんが、頑張ってくれました…。もし読んで、面白かったら、ツイッター、ブログ等に取り上げて頂ければとっても嬉しいです。どうぞ宜しくお願いします♪

アマゾンのページはこちら。→http://amzn.to/edKU6N

【内容紹介】
大学生時代の期間限定ブログが1日47万PVを記録し、卒業旅行のお金を捻出するためにスポンサーを募り、何とタダで世界一周旅行。 型破りな有名大学生だった「はあちゅう」は広告代理店に就職していた!

「パンツ脱ぐって、先輩どういう意味ですか???」 広告代理店入社2年目の女性コピーライターとなった著者が、業界の内側、社会人の素朴な疑問を独自の視点で斬りまくる。NRって何? シズル感? コレオレ詐欺?


学生時代からブログの超有名人だった著者の筆致は必見。
仕事に生きる女性にも、フツーに働く女性にも、就職活動の学生にも共感と笑いをお届け!

【著者について】
伊藤 春香(いとう はるか): 注:「はあちゅう」という通名もブログ等で名が浸透している。

1986年1月22日生まれ。香港日本人学校・シンガポール日本人学校出身。慶應義塾湘南藤沢高等部を経て、慶應義塾大学法学部政治学科へ進学。2006年から香港大学に義塾派遣留学生として1年間在籍。2009年に卒業後は広告会社に勤務。大学一年次に友人と更新していた期間限定ブログが1日47万PVを記録する。また大学の卒業旅行に際し、資金不足からスポンサーを獲得し、自己負担ほぼゼロで世界一周を旅行。この顛末は書籍にもなった。

恐怖のミステリーツアーその2

待ちに待ったミステリーツアー当日。

朝6時、名古屋駅の時計台前に集う、
私、T先輩(私のトレーナー)、
Y村、E先輩(Y村のトレーナー)。

前日、私は飲み会により3時半に就寝。
Y村は完全徹夜。
鬼の体育会スケジュールです。

E先輩が、私とY村に切符を渡します。
切符…ってこれは、新幹線の切符ではないですか!
行き先は、京都。

私「先輩、今日は京都観光なんですね!」
E先輩「さあ」
私「え!」
E先輩「行き先がミステリーだからミステリーツアーなのだよー」
T先輩「フフフフフ…」

E先輩と、T先輩が…なんだかとっても生き生きとした表情をっ…!!こんなに楽しそうなら、もう旅行会社に転職した方が…なんて思ってません、先輩。

「京都で降りるとは限らないよ」と言われつつも、
京都駅で下車しました。
朝ご飯はここで食べるのだろうか…。

E先輩の「寺にいくぞ!」という号令で
一同、徒歩で、
東本願寺に移動します。

う…朝の京都、寒い。
不思議な状況ながら、Y村とキャイキャイ言いながら、
(2人とも寝不足によって異常にハイテンションでした)
楽しみます。
まだ、朝早いので、人通りはまばらです。

「お昼は湯豆腐とか食べたいな−、おばんざいもいいなぁ。
抹茶パフェとかお菓子のためのお腹のスペースも確保しなきゃ。
朝ご飯はお粥とかなのかなぁ…」
と早くも京都・食リストを脳内で作り始める私。

しかしっ!!
参拝して、記念写真を撮るやいなや、
E先輩が、走り始めるではないですかっ!!
しかも、もときた方向に!!

「せせせ先輩っ。どこに行くんですか!!」
あたふたする私とY村。

「駅に戻るぞ!」

ええええっ!?
今日は丸一日京都観光じゃないの!?

駅に駆け戻ると、今度は別の切符が手渡されます。
なんたるフェイント。

「また電車に乗るから、朝ご飯を買いたまえ」と言われて
私たちは駅弁を購入しました。
次の切符には、行き先がかいてありません。

わけがわからないまま、「これだ乗れ〜」と言われて特急に乗せられ、
「おっしゃ、降りるぞ〜」といわれたのは終点の富山。
とやま…って何があるんだろう。何が美味しいんだろう。
いや、むしろまたこれから移動だろうか。

やはり「じゃじゃーん、まだ乗ります!」と次のチケットが配布されます。

「E先輩、T先輩、ホントに、どこに行くんですか」
「教えないよん」

そこから、電車をいくつ乗り継いだでしょうか…もはや「今日は本当は目的地なんてなくて一日中電車を乗り続けるという趣旨なのだろうか」と思い始めた頃、立山に到着しました。ここら辺で、今日の目的地にうすうす感づく私。

「T先輩、今から黒部ダムに行くんですよね?」
「さあどうかな」

「いや、絶対黒部ダムですよね」
「そうかもねえ」

そんなこんなで、ダムに到着。読みは当たりました。なぜなら私は、来たことがあったからです。

「E先輩、私、ここ、修学旅行で来たことがあります」
「は?メールで行ったことない県聞いたじゃん!」
「はい、黒部ダムって富山にあるってこと、忘れてました」

しかし、人生2回目の黒部ダムも、
それはそれで悪くないです。

みんなで仲良くカレーを食べ、
Y村と新婚旅行風写真を撮ったりしながら
ルンルンと遠足気分は続きます。

そんなこんなで、ダムを堪能して、下山。よーし、本日の目的、達成!!日はとっぷりと暮れて、辺りは真っ暗です。時間も時間だし、このまま名古屋に帰れるかと思いきや!E先輩が恐怖の発言をしました。

「今日帰れるとは誰もいってないよ・・・」

一体ここから何が・・・。もう空真っ暗なんですけど。油断していたため、泊まる準備がありません、先輩っ。

「はい、次の切符」

行き先は、松本でした。なななな…長野っ!?これから長野で何をっ。

「E先輩、長野から名古屋に帰るんですよね?これ、帰路ですよね!?」

「どうかなー」

それまでミステリーツアーというものに参加したいと常々思っていた私ですが、
行き先がわからないというのはめちゃくちゃ気持ち悪いことがわかりました。

「どこですか、なんですか」と止まらない私を「まあまあ」とE先輩がなだめるうちに、松本に到着。

駅に着くなりE先輩は
「おや。早く着いたなぁ…」とひとりごちています。そして「ちょっと次の電車まで時間あるからコーヒー飲もう」となり、スターバックスへ。

はい、コーヒーを買って、
みんなで席につきましょ…
おおおお!?

なんと、隣の席には、
3年目のM先輩がいるではないですか。
M先輩の実家って松本なのか?
いや、でもこんなところに都合良くいるはずがないし、
他人のそら似!?双子っ…!?

口をぱくぱくする私。
それを見て満足そうに笑うE先輩&T先輩。
「ハハハハ!びっくりしただろう!!」

なんとこのためだけに、日帰り旅行を兼ねて松本に来たというM先輩から、松本城のお土産をもらいました。

「びっくりしましたぁ」と口々にいうY村と私に満足げな先輩方。和やかな雰囲気が流れます。

お茶の後は、みんなで夕食のマクドナルドを買って、電車に乗り込みました。長い一日でした。

夕食も食べたし、
もういい時間だし、
今度こそ、ツアー終了でしょう。

さあ、やっと名古屋駅に到着、
家に帰るまでが遠足ですねっ、
ではサヨウナ…

「おかえりなさーい!」

なんということでしょう。

改札を出るなり、撮影部隊が目の前に現れたのです。パシャパシャと私たちの写真を撮りながら「おかえりなさーい」と迎えてくれたのは2年目の先輩と4年目の先輩でした。

内輪旅行かと思いきや、先輩方、総出…!!たかが私たちの社員登用のためにそこまで…っ!!!!

そしてそして。

「今から世界に行くぞー!」といわれ、「世界の山ちゃん(※)」で、山盛りの手羽先を前に打ち上げとなりました。

※名古屋を代表する居酒屋。手羽先が有名。

打ち上げの後は、ほんとのほんとに終了。「月曜、ちゃんと会社来いよぉ」なんて言われながら、Y村と一緒に家まで帰りました。

ほんとにまさかの展開だらけでした。ここまでやってくれる先輩、いますか?普通は「そういえば今日から正社員だっけ?おめでと」って言って終わりですよね。

最後まで予想できないツアーを企画するのに、先輩方はどれほど骨を折ってくれたのでしょう。激務なのにも関わらず…。泣けます。

利用した公共交通機関の数は12機関。合計乗車時間は7時間11分だったそうです。

私とY村にとっては一生忘れられない、一日となりました。

恐怖のミステリーツアーその1

ごきげんよう、はあちゅうです。
久しぶりに更新します。
去年の秋のおはなし。

***

うちの会社では、入社時の新入社員の肩書きは「社員試用」となっています。

そして、研修期間中に行われる社員登用試験に受かり、普段の仕事ぶりに問題が無ければ、正社員になれるのが10月1日。

社員になれない人はめったにいないのですが、めでたく正社員になった暁には、先輩方が盛大に祝ってくださいます。

うちの会社の先輩が「祝う」という単語をつかった場合、それは「一大イベントにする」という意味です。

ひとつ上の先輩は、一晩中同期と一緒に歩き続けるというイベントだったらしいです。それ祝ったっていうより罰ゲームじゃないかと思…思いません、先輩。

私にはどんな災難…じゃなかった、イベントが用意されているのでしょうか。ドキをムネムネさせながら、先輩からのティザー(予告)を待っていると、

秋も深まったある日、何の前触れもなく、ぽーんと、E先輩からメールが送られて来ました。E先輩は、同期Y村のトレーナーです。

なになに?行ったことのない都道府県を答えよ…?

どうやら、E先輩はY村のお祝いもかねて私のトレーナーであるT先輩と一緒にイベントを企画してくださっている模様。

数週間後。
Y村と私は、会議室に呼び出されました。

「これから言うことに対して、質問や反論はしないように」と一言発すると、E先輩はおもむろに、ホワイトボードに日本地図を書きました。
そして、今回の企画のオリエンテーションが始まりました。

その内容を完結にまとめると「社員登用の儀式として、今年はミステリーツアーを検討中である。そのため、南国でも北国でも対応出来るような準備して、集合場所に○月×日に現れたまえ。ただしパスポートは必要無い。おやつは300ドルまで」ということでした。

おやつは300ドルって…。
これは何かボケなければならないのだろうか

などと細かいところが気になりつつも、
「わかりました!」と元気よく返事をする私とY村。

そして、「集合場所などは、後日連絡する」
といわれて、大人しく待機…しましたが、
待てど暮らせど発表がない。

本当にツアーは行われるのだろうか。
むしろ、「ツアーするから」という盛大なドッキリで、
他の企画が用意されているのではないだろうか…
心配になる、私とY村。

せっかちかつ心配性な私は
どこに行くのか何が待ち受けているのか
気になって気になってたまりません。

「今日の日報です、先輩。ところで来週、どこに行くんですか。」
「お昼行きましょう、先輩。ところで来週、どこに行くんですか。」
「お電話です、先輩。ところで来週、どこに行くんですか」。

と執念深く聞き続けましたがついぞ聞き出すことが出来ず。

「せめて準備があるので、寒いかどうかだけ教えてください」というと、
「寒いと思われる」という回答が帰ってきました。

行き先のヒントを得たはいいものの、その他の情報は依然謎のまま。
結局、集合場所及び時刻の発表は前日の23時55分でした。

一体どうなるんだろう…。社員になったばかりの私は、
生きて会社に戻ってくることが出来るのであろうか…。

というわけで、次に続く。
ちゃお。

何かが欠けているのかもしれない。

「好き・嫌い」

「興味ある・ない」が

極端だと言われるし、自分でもそう思います。

大学時代、毎日会わざるをえない先輩がいました。
仮に、今井先輩とここでは呼びます。

当時の日課は、今井先輩との価値観の不一致を
家族におもしろおかしくレポートすることでした。

ネタにでもしないと、会うことに耐えられないくらい
苦手だったのです。

今となってはなんであんなに嫌いだったのか自分でも
よくわからないのですが、まあ、女子っていう生き物は
たまに自分でも説明のつかない心境になるんですよね。

毎晩「今井先輩ネタ」を披露し続けて2ヶ月経ったとき、運良く冬休みになりました。今井先輩と会わずにすむ平穏な日々に突入!バンザイ!!

その日の夜。
母親が「今日は今井先輩の話、しないのね」と言いました。

その時の私の返答がヤバイ。
今では伊藤家の語り草となったそのセリフは、

「今井先輩って、誰?」

です。

「あんた、あんなに毎日今井先輩の話してたじゃない」

と言われ、「え?え?ホントに誰?高校の時の先輩?」
と混乱する私。

自分でも信じられませんが、その先輩の名前だけでなく存在ごと
私の脳からすっぽりと抜け落ちていました。

「そんな人いたっけ?お母さん名前間違えて覚えてない?
今村先輩のこと?イマイなんて知り合いにいないけど…」

妹と母との必死の攻防が数分続いて、
「今井先輩」を思い出したときの私の驚愕っぷりときたら
半端ではありません。

「あんなに、毎日彼の話をしていたのに、本気で誰か分からなかったし!人間ってすごい!!」

妹「いや、オネエがすごいから。」

嘘ではなく、ホントの話です。

(※ちなみに、今井先輩とは、今では仲良しこよしです。)

ところで私は、洗濯物が嫌いです。

洗濯物を分別する。
洗濯機を回す。
物干しにかけて外に出す。
夜になって乾いたら取り込む。
畳んで収納する。

…この一連の動作のセットが、家事の中で一番嫌いです。
家事が嫌いなわけではないんですが、ピンポイントで、
「洗濯物」及びそれに伴う関連行為と類似行為がイヤなんです。

アイロンもイヤ。
洗剤を選ぶのもイヤ。
クリーニングもイヤ。

そりゃ、洗濯は毎日仕方なくやってますよ?大人ですから。
でも、隙あらば誰かに任せたいと真摯に願いながら生きています。

by the way,
ここ半年ほど、私はクリーニング屋を探していました。
家に、洗わなくてはならないスーツが一着あったのです。

しかし、会社に行くまでの道に、クリーニング屋は見あたらず。

同じ駅をつかっている友人に聞いたり、
グーグルで調べたり…。
いろいろ、トライして探しました。

けれど、徒歩5分以上かかりそうな場所にしか、
クリーニング屋は、無い。
偶然見つけたとしても、わざわざそれを目的にしないと、
通らないような場所にばっかりある。
不便極まりない。

どうしようかな…そう思いながら
忙しさにかまけていたら、
そのまま5ヶ月が過ぎました。

洗わなきゃいけないはずのスーツのシーズンはとっくのとうに過ぎました。用無しの服は、スペースを取るだけです。

昨日、家に母親が泊まりに来たのでこれ幸いと思い、
「これ、着なかったから持って帰って、家でクリーニングに出しておいてくれる?」と聞きました。

「クリーニング屋が見つからなくてさ。ここ5ヶ月、ずっと探してるんだけど」

で、今朝。

母親を見送りに駅まで一緒に歩こうとしたら。

家を出たところで
母が「は…春香ちゃん!」
と、ムンクのように叫んだのです。

「どうしたの!?」

母が指を指すその先を見つめた私は、腰が抜けました。

家の隣は、




…クリーニング屋でした。

嘘のようなホントの話です。

私の周りの人が証明してくれるはずです。

この5ヶ月間、クリーニング屋について
相談した人は、5名を軽く上回ります。

お母さん、ありがとう。

常々、ネタに困らない星の下に産んでくれた母親には、感謝しています。

ネタに困らない=恥や事件の多い人生なのですが、
自分を切り売りしないといけないこの職種においては、
大変恵まれた人生といえます。

ちなみに母の近所に昔住んでいた霊能力者の方が
「この子はちゃんと畳の上で死ねる」と言っていたらしいので、
事件に巻き込まれて死ぬ可能性は無いみたいです。
つくづく、美味しい人生です。

そんな私のネタ人生は、産まれた瞬間から始まりました。
私は、唯一無二の産まれ方によって
この世に生を受けたのです。
大げさだと思いますよね。

大げさかも知れませんが、
私は私のような産まれ方をした人を知らないので
ちょっとお話ししてもよいですか。

ワタクシ、子供の頃から今まで一貫してせっかちなのですが、
実は、産まれる前からせっかちでした。

母の胎内にいた時も、正直、
産まれたくて産まれたくてしょうがなかったんです。

そんなに早く産まれたって、いいこともないんですけど。

もしかしたら面白いこともあるかもしれないし、
両親の顔も見たいし。10ヶ月もいるから、
そろそろこの狭い空間にも飽きたぜと。
もう気持ちばっかり先走ってしまって。

毎日、まだ充分動作していない脳みそで外界のことを
考えまくっていたら、思いが募りまくって、
つい、もう産まれたんじゃないかと
勘違いしてしまいました。

で、気がゆるんでしまった結果、
大変僭越ながら、産まれる前の分際でう○こをしてしまいました。

もちろん、普通は、お腹の中ではしないものです。
普通はね!!

う○こをしたらどういうことが起こるか。
胎内は、ご存じの通りプールのようになっているので、
う○こがぷかぷか浮いて移動するわけです。

担当医師は真っ青になりました。
「この子は、自分のう○こを食べて窒息死して、死ぬ可能性があります!!」

そんなわけで、緊急手術スタート。
母の帝王切開も問答無用で大決定。

かくして、私は母のお腹の傷と引き替えに無事この世に産まれてきました。
担当医師曰く「こんなことは、この病院始まって以来です!」とのこと。

産まれた瞬間から伝説をつくった私ですが、
それを超えるインパクトのあることを未だ成し遂げていないのは
非常に不甲斐ないです。

産まれる前の自分に負けないように、
今日も恋に仕事に、全力投球します。

※あまりにお医者様方に迷惑をかけたおかげで、
数年後に母がお医者様に再会したとき、
覚えてくれていたらしいです。
普通は、何百人の患者さんに会っているから、
数年もたっていたら忘れちゃうらしいんですけど。
ありがたいことです。