働き方改革関連法案

こんばんは。

昨日の厚生労働委員会で「働き方改革関連法案」の審議が打ち切られ、採決が行われました。
会期が延長され、まだ審議できるにもかかわらず、過労死を増やしかねない、立法事実もない、答弁も曖昧な状況のまま、国民の命と生活にかかわる法案が、数の力によって終局とされ、今日の本会議での採決となったことにいまだに納得できません。

高度プロフェッショナル制度は、成果で評価することの法文上の規定もなく、時間の制約だけを取り払うことになります。実労働時間も把握されません。法案の骨格ができてから後追いでヒアリングをして、その数はわずか12人、まさにアリバイ作りに他なりません。
さらに、総理は過労死家族の会との面会要請を拒否しました。ご遺族の方が昨日の委員会も傍聴されていましたが、その思いに応えなければ、政治の役割は果たせないと考えています。なぜ、面会されないのか、理解に苦しみます。

裁量労働制の制度的な欠陥、長時間労働規制の実効性への懸念、各種ハラスメントの規制の欠落等々、法案の問題点は数多く残っています。47項目の付帯決議がついたことが、法案の内容がボロボロであったことの証左です。立憲民主党の石橋みちひろ議員の充実した審議によって論点と疑問が山ほどでてきました。付帯決議の内容も、大部分は石橋議員の指摘です。

そもそも裁量労働制についてデータを偽造していたことから問題は始まっています。
法律は残念ながら成立してしまいましたが、付帯決議に盛り込まれた内容を踏まえて、引き続き運用を監視しつづけ、高プロ制度廃止に向けて粘り強くたたかって参ります。

今週は月曜日に予算委員会に立ちました。
火曜日は枝野代表が党首討論に臨み、後半は働き方法案の参議院での攻防でした。
バタバタで、なかなか詳しい報告が出来ずすみませんでした。

立川市議選  国会は最終盤

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こんばんは。
本日午後に、立川市議選の応援に入りました。
立憲民主党公認の「いなはし ゆみ子」候補とともに、JR立川駅前で街頭演説と選挙カーに乗り、ご支援を訴えました。
投票日は明後日6月17日です。立川市の皆さんのお力をよろしくお願いいたします。

先日の新潟県知事選挙では、池田ちかこ候補に多くの皆様にご支援をいただき、心から感謝を申し上げます。とても残念ながら惜敗となりましたが、森友・加計問題をはじめ、安倍政権に対する不信感、厳しい批判の声は一定程度示されたと考えています
一方、中野区長選では立憲民主党が推薦した酒井直人候補が、中野区議補選では立憲民主党公認の杉山司候補が当選しました。ともに自民党を破りました。お二人には中野区政に新しい風を吹かせていただきたいと思います。

また、今週は、米朝首脳会談が開催されました。
朝鮮半島の平和にむけての第一歩が記されたことは、率直に評価をしたいと思います。しかし、安倍総理ならびに我が国が、会談結果に求めてきた状況とは、少しかけ離れたものになりました。
北朝鮮は体制保証を得ることができ、米韓の軍事演習の回避も言及され、国際的な好感度を上げることにも一定成功し、またもや北朝鮮が時間稼ぎをできるような状況になったのではないかと危惧しています。CVIDについても明記されていません。
会期末までに早急に予算委員会を開いて、安倍総理から安全保障、外交、拉致問題について、評価と今後の戦略を説明するべきです。

さて、通常国会は会期末が近づき、政府・与党が強行に国会運営を進めてきています
先ほど、衆院内閣委員会ではカジノ実施法案が強行採決されました。これまで賭博罪とされてきたものを、わざわざ依存症対策を講じてまで一部解禁するものであり、カジノ事業者による特定金融業務、金額の上限規制の欠落、違法性阻却範囲、施設の面積上限、社会的影響分析等々、課題はまだまだ残っています。引き続き徹底審議が必要です。

参院では、自民党が定数増と比例名簿に拘束式を導入するという、自民党の議席減を救済するための参院選挙制度改正案を突如として提案してきました。
参議院選挙制度改革は院に設けられた専門委員会において1年間かけて議論をしてきたにも関わらず、その経過を全く無視して提案されたものです。
一昨日、昨日と参院議長の召集による参院各会派代表者懇談会が開かれ、私も蓮舫参院幹事長とともに出席しましたが、議長は野党各党が求めたあっせん案の検討には応じず、協議を強引に打ち切りました。
与野党ともそれぞれ意見の違いはあっても選挙制度は民主主義の土俵作りです。私は議長に再考をお願いし、協議の継続を求めました。今回の議長の対応は、「会派に属さない」三権の長として公正公平な院の運営をいえるのか非常に遺憾に思います。

闇がますます

こんばんは。

昨日は、新潟知事選の応援に入りました。
2時間ほど池田ちかこ知事候補と一緒に選挙カーに乗り、マイクを握りました。
夕方には、燕三条で行われた演説会に参加しました。約500人の聴取で満杯の会場は大変な盛り上がりでした。

一方、大阪地検が佐川元理財局長らの不起訴を発表しました。
しかしながら、なぜこのような文書改ざんや値引きが行われたのか、その動機や指示の有無が焦点だったはずなのに、地検は会見で「お答えできない」と連発しました。
刑事訴訟法47条では、公益上の理由がある場合は、訴訟に関する書類を公にしてもいいことになっています。国会で虚偽答弁や改ざんがなされたことの真相以上に公益に資するものがあるのでしょうか。

見方を変えれば、地検の捜査が、証人喚問での佐川氏の証言拒否の理由に利用されたとも言えます。刑事訴追の恐れがなくなった今こそ、改めて証人喚問に出てきてもらって、正直にすべてを語ってもらうべきなのではないでしょうか。
政治的な責任がなくなるわけでもなく、公文書の改ざんや国会での虚偽答弁の罪はぬぐいようがありません。
官僚が平気で国会で嘘をつき、都合の悪い文書を隠し、改ざんすることが許されてはいけません。今後、検察審査会の動向を注視したいと考えます。

さて、加計学園の渡邉事務局長が愛媛県に謝罪に行きました。中村知事は出張で留守だったようです。
曰く「その場の雰囲気で言ってしまった、申し訳なかった」とのこと。
こんな謝罪と言い訳が世間で通用するわけがありません。言語道断です。
森友問題も加計問題も闇がますます深まっています。

「野党5党1会派の幹事長・書記局長会談」

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こんにちは。
昨日の愛媛県から提出された新文書を受けて、急きょ、野党5党1会派の幹事長・書記局長会談を開催しました。

昨夜からメディアは、安倍総理の答弁とのくい違いを強調して報道しています。当然です。
安倍総理は、昨日は無言、今日になって「面会の事実はない」とぶら下がりでコメントしましたが、全く信用できません。愛媛県が公文書として国会に提出したものに対して、言葉だけの反論では何の説得力もありません。

幹事長・書記局長会談では、以下の点について認識を共有しました。
ご報告します。

○これまで一年にわたり安倍総理が国会で虚偽答弁を繰り返してきた疑いがより強まったと言わざるを得ない。立法府と行政府の信頼関係が失われ、安倍総理の進退が問われる重大な局面を迎えた。

○獣医学部新設が「はじめに加計ありき」「官邸ありき」で始まったことが新文書から明らかになった。「首相案件」「官邸の最高レベル」「総理のご意向」という文言の信憑性はより深まった。これまでの安倍総理ならびに政府の説明とは全く異なっており、柳瀬元秘書官の参考人質疑も事実を語っていない。言語道断である。

○愛媛県から公文書という形で国会に提出された以上、反証は政府・与党の責任である。もし、新文書の内容と異なる事実を示したいのであれば、与党は、柳瀬唯夫元総理秘書官と加計孝太郎理事長の証人喚問、ならびに中村時広愛媛県知事の参考人招致を拒否するべきではなく、速やかに実現すべきである。

○真相究明が最優先であり、速やかに十分な時間をとって、複数回の集中審議を開催すること。

○強引な運営の下での法案審議、強行採決は絶対に認められない。

○本日からあらゆる委員会、本会議の場で、野党5党1会派は徹底追及していくことを、各党の各委員に指示する。

以上です。

「故 野中広務先生を偲ぶ」

野中広務元官房長官のご逝去に対し、心から哀悼の意を表します。
ご冥福をお祈りいたします。

参院本会議の代表質問で「安倍政権の下、日本の専守防衛という国是が変質しているのではないか。」と訴えた直後の新幹線の車中で野中広務先生が亡くなられたというニュースが飛び込んできました。
年末に倒れられ、野中事務所に容態とお見舞いが可能かどうか、問い合わせをした矢先のことでした。

まずは、野中先生が衆議院議員を勇退されてからの晩年、党派を超えて温かいご指導を賜ったことに心から感謝を申し上げたいと思います。
私が初当選をさせていただいた1998年頃には、すでに野中先生は自治大臣、国家公安委員長を歴任され、小渕内閣では剛腕の官房長官として大物政治家の名声を欲しいままにされていました。
もちろん、同じ京都の選挙区とはいえ、一年生議員の私から見れば、近寄りがたく、怖く、遠い存在であったことは言うまでもありません。
そんな一年生の私にも花形委員会である予算委員会デビューの機会が訪れました。
総理をはじめ全閣僚が居並ぶ中、緊張でガチガチだった私の甚だ稚拙な質問が終了し、休憩に入った直後、閣僚席から野中先生が私の方にゆっくりと近づいて来られました。
「まずい、これは怒られる・・」と思わず首をすくめた私に、すっと手を出され「とてもいい質問だったよ。」と、にこやかに握手を交わしてくださいました。あの一瞬は忘れることはできません。その一言が、若造議員にとって、その後の政治人生にどれほどの勇気になったか計り知れません。

私が内閣官房副長官の時は、度々携帯電話に連絡をいただき、その時の政治状況への対応に貴重なアドバイスを賜りました。特に日中関係に関して、長年の友人関係、交流を通じた説得力のあるご助言を頂きました。

野中先生の行きつけのお店に、京都西陣の「天喜」という天ぷら屋さんがあります。何度かご一緒させていただきました。
美味しい天ぷらをペロリと平らげられたあと、何と特別メニューとして締めにステーキまでが出てきました。ニコリと笑いながら美味しそうに召し上がっておられたのが印象的でした。80歳代とは思えぬ旺盛な食欲に驚かされたものでした。
園部町長や府会議員時代の思い出、反戦、沖縄、中国への思い、膝の周りを毎日ハンマーで叩かれている健康法など多くのお話を承りました。

野中先生は、つい先頃まで「社会福祉法人 京都太陽の園」の理事長として、障害者と深く関わっておられました。その関係だと思いますが、長年、京都府身体障害者団体連合会の会長にも就任されていました。
今から6〜7年前、突然野中先生からお電話を頂き、「ぼくはもう歳だから、君にこの団体を任せたいと思っている、いいね。」というお話を頂きました。
私は驚き、恐縮しながら「大変有難く、もったいない話ですが、先生の後継などとはおそれ多すぎます。私はその任には力不足です。申し訳ありません」と丁重にお断りさせていただきました。
その後またお電話を頂き、三度目の電話でとうとう怒られました。
「君は、これほどぼくが言っているのに受けられんのかね。」
これが、現在、私が京都府障害者団体連合会の会長をさせて頂いている理由です。
おかげで障害者との数多くの出会いを頂き、障害者政策は、まだまだとはいえ、私のライフワークの一つとなりました。
昨年、太陽の園の理事長をご勇退されたことを機に、長年の功績を称えて連合会で何らかの表彰を、と考えていたのですが、それが叶わなかったことが心残りであり、大変申し訳なく思っています。

1997年に衆議院本会議で「国会の審議が大政翼賛会のようにならないよう、若い人にお願いしたい」と呼び掛けられました。まるで今の時代を予兆されていたかのような発言です。
常に弱者の視点を持ち、安保法制に反対され、反戦を強く主張されたその姿は、現在の安倍政権や自民党から失われた姿勢そのものです。
「影の総理」「ケンカ師」 「剛腕」・・・政治家にはいろいろな評価が付きまといます。しかしながら、ここまで懐が深く、義理と人情、平和や弱者へのいたわりを大切にしてこられた野中先生は、まさに古き良き時代の保守政治家を自ら体現されていたのではないでしょうか。

野中先生、お世話になり、本当にありがとうございました。
京都、日本のために尽くされた壮絶な人生をおつかれさまでした。どうかゆっくりとお休み下さい。