即興の歌

小学生の頃、同級生のToとTaと


初台の切手店へ行った。


ショーケースの高価でデザインが良い切手を眺めているだけで楽しかった。

ショーケースの上のかごの中にも
未使用切手がたくさん入っていた。

店主は奥の部屋にいる。


Toが小声でうちらに「とれ、とれ」と言った。

Taが「え?何て言ったの?」と聞き返したら

Toは「とれ、とれ・・・」と言い続けているようだ。

切手店の店主が不審に思い、奥の部屋から出てきた。

Toは感づかれたと焦り〓

咄嗟に「♪トッタカタ〜 トッタカタ〜・・・」と鼻唄っぽく歌った