力也さんとの思い出

歌手、俳優で活躍した安岡力也さんが8日午前6時心不全で亡くなりました。

『オレたちひょうきん族』のホタテマンとしても人気を呼びました。



私は3回しかお会いしてませんが、記憶に強く残っております。


20年前にテレビ番組でエスパー伊東が安岡力也さんに催眠術をかけるという企画がありました。

エスパーのレギュラーコーナーで毎回違う技で芸能人を驚かすというもの。

私エスパー、催眠術を少し習ったことがあるので集中すれば力也さんに催眠をかけることができると信じたのです。



まずは年齢退行催眠を。力也さんを三才の幼児に。「力也ちゃんいくちゅでちゅか?」と聞いたら、「ママ。ぼく三才!」と言ったので本当に催眠術がかかったと勘違い。

今度はスタッフの指示でいくら攻撃しても効かない催眠をかけるように言われたので、その催眠をかけ、止めの指示があるまで叩いたりしたら



「てめぇいい加減にしやがれっ!」と催眠術が解けた力也さんが激怒しました。というかはじめっからエスパーの催眠にかかっていなかったのです。

私が「力也ちゃん眠いでちゅね」とさらに催眠術をかけようとしたら、力也さんは「眠てえならおまえが勝手に寝ろ!」とさに激昂しました。


本気で怒りはじめたのでスタッフ一同、浜町のスタジオ内から外へ逃げてしまいました。


スタジオ内には安岡力也さん、エスパーとカメラマンだけになりました。

エスパーは力也さんに投げ飛ばされ、関節をきめられて説教をしました。力也さんはエスパーを押さえつけたままたばこをふかし始め



「エスパーよ人の傷みをわかれ、いくら番組でもあんなにからんできてはだめじゃねぇのか」

「ハイ、わかりました気を付けます」

力也さんは「わかればいいんだ」と許してくれました。

舞台稽古で後から勝新さんがくる前に退散す。



それから10年後、パーティーで安岡力也さんとお会いしたので、あのときはすみませんでしたと平謝りしたら、笑いながら許していただきました。本当は優しい人でした



安岡力也さんのご冥福を心からお祈り致します。