宝塚受験生だった・終

私が感激と現実じゃないような気持ちで、わけが分からないくらい泣き叫んでる所はしっかりテレビに映された(笑)




夢みたいだった。




ひとしきり喜んだ後、学校内に入った。



入り口では
これからお世話になる仮本科生の方々が拍手で出迎えてくれた。




バレエの試験をした講堂に、床に印など一切ないのに椅子が見事に均等に並んでいた




空いている椅子に座っていると、続々と合格者と保護者が入ってきた。




全員揃ったころ、仮本科生の方が勢い良く入ってきた。



ザッザッザッ




全員の仮本科生の方々が一糸乱れず足を揃えて颯爽と歩く姿に見とれた。





本当にきれいだった。




さっきの合格発表で代表だった方が、一歩前に出て話す。


メモの用意をしてください。

これからあなた達は予科生で勉強していきます…

そこで必要なしきたりをお話ししてくださった。



私は美しさに見とれていて、あまりメモれなかった(笑)



宝塚の看板を背負っていることをしっかり意識して、

清く正しく美しく生活しましょう!!






―ああ、私本当に合格したんだ。





実感が湧いてきて、

こっそりとまた泣いた。





その後、地方から来て寮に住む生徒だけ、寮を案内された。

寮は思っていたより古い感じで、でもきれいに掃除されていて、歴史を感じた。


10日後にはここに住む。


10日後には音楽学校に通う。





幸せでいっぱいだった。