宝塚受験生だった28

バレエの試験。


去年は並んでる時点で周りのみんなから気合い負けしていたので、



今年はそうならないように深呼吸しながら冷静に周りを見た。



まるでベルトコンベアで運ばれる荷物のように並んで移動する受験生。



すごく沢山いる…




これをあれだけ少ない審査員の先生がみるんだ。





私は頭の中で、ベルトコンベアで運ばれる荷物の欠品をはじく人や、ひよこのオスメスを判別してポイポイ振り分けていく人が思い浮かんだ。





なるほど、目立った者勝ちだ。






なんか一瞬でそう思った。

もちろん技術が素晴らしくて入る人もいる。



私はいくら頑張ってきていても10年以上やってる子と比べれば足下にも及ばない技術だから…



だから私は
『一瞬でも先生の印象に残ろう』
と思った。





試験の振り付け…
難しかった。