宝塚受験生だった

それでも体力は全然衰えなかった。


宝塚を思えば、いくらでも頑張れた。


そしてある日寝ようとしたら急に
さーっと血の気が引いてめまいがした。

体が冷たい。

骨が痛い。


恐らくその頃貧血はひどくなっていて、

ただの貧血だったんだろうけど、その体の異変に異常な恐怖心が生まれた。



『私食べなきゃ死ぬかも』



拒食症で亡くなった人のような骨と皮ばかりの姿ではなかったので、その時食べなきゃ死ぬという事はないと思うが…



私は急に怖くなった。



すぐに雑炊を食べた。




美味しい!





それからは『美味しい』『食べたい』という欲との戦いだった。



今までのように絶食が出来なくなった。





今まで感じたことのない空腹感を超えた『飢餓感』が辛すぎた。