ストーリー講座『全ては記号』

ストーリー講座もだんだんクライマックスに近づいてきたので、今回は少し難解かもしれません。




これは僕独特の解釈ですが、漫画や小説・映画にプロレス・テレビ番組は


“記号”


の集合体と言えます。



ほぼエンターテイメント全域に近いですね。



歌などはまた違いますが。




記号というのはつまり、観ている側に



『今〇〇している』


という記号を発して伝える事によって進行を成立という意味です。



主人公が今怒っている。


脇役が今呆れている。


敵が今慢心している。


ヒロインが今主人公に好意を持ち始めた。




などなど、こうした記号(信号)により観ている側を手のひらにのし引き込ませていくワケです。




と、いうことは。




どんな行為や表情、セリフが、観ている側にどういった印象を与えているかを研究する行為が必要です。



文字だけとっても


「はい」


「…はい」


とは違いますね。



前者が普通の返事、後者は何か含みや考えがあって返事をしている。


「はい!」


であれば元気よく


「はい…」


であれば元気は無い。


「は〜い」


は何か他の感情がでている時に使いますし。




このように


「はい」



という返事のセリフだけとってもこんなにバリエーションがあります。


これを使い分け、キャラクターに命を吹き込む訳です。




また、基本的にお話の中でキャラクターに無駄な動作やセリフはあってはなりません


つまり


“なんとなくこう書いた”


みたいな部分が無いようにしなくてはならないのです。





ちょっと誤解しないで欲しいのは、例えば戦闘物だからといって食事のシーンは無駄という話ではないという事です。



作者が意図を持っているならば、それは意味がある訳ですからね。






問題は


「このコマはなんであるの?」


と聞かれた時に


「なんとなく」


と答えるようなコマや描写の方で、一流のプロ程全てのコマや描写に意味があり、逆に初心者程


“なんとなく描写”

が入っていたりしますから、そこで差がでちゃいますね。



ちなみに僕の小説も無駄な行はありませんので、僕がどんな意図でその描写を書いたかを一行づつ考えてみたりすると、戦闘力アップに繋がるかもしれませんね。



ぜひやってみてください