ストーリー講座『質問の解答』

そんな訳で今回は質問に答える回です。

多分このストーリー講座の中では、質問にお答えするのは最初で最後だと思いますのでご了承ください。





まずはコマ割の上達法ですね。



でも僕絵描きじゃなくて原作者なんですが(^_^;)…。



えー、コマ割は。


ページの中のコマの割り方については、もうひたすらに先人の模写をするべきです。


しかも1人の漫画家さんだけではなく、できるだけ大勢の。


キャリアのある方のものに限定した方がいいですかね。


また、コマ内のカメラワークに関しては、写真の模写が一般的なのですが、漫画のいいところは写真に撮れないような角度からの視点や物が描ける所です。

ので、写真の模写だけでなく、映画やドキュメンタリー等の映像から、更に想像力を膨らませ

「あの向こうから見たらきっとこんな景色だ」


などと頭を捻りながら描いてみるのがいいでしょう。

面白いカメラワークは漫画が変わってもいつかまた使えますから、蓄積しておいてくださいね。



次は文章の上達法ですか。


僕が弟子にやらせている方法をお教えしますね。



以前書いた3つのポイントをイメージしつつ、一番難しいリズムについての練習をやりましょう。


僕の弟子には僕を始めとしたリズムが良い書き手の文章を何回も移させます。


僕は


“写経”


と読んでいる練習方法で、これを繰り返すとリズムを身体で覚えます。


また、リズムと言えば落語もいいですね。


聞いた落語を文章にしていく練習が、心地よい文章を書けるようになる事に繋がると思います。




で…起承転結についてはやったから、漫画の書き出しですね。



漫画の書き出しは、以前も書きましたが


“掴み”


が大事なのです。



読者が


「なんでこうなってんだ?」


と不思議に思ったり



「凄い迫力!」


と驚いたりするシーンから始めましょう。


「フーン」


で終わってしまえばその漫画は失敗に終わる確率が高くなります。


人が不思議に思う事を常に探し、日頃からメモして置くことが大切です。




だいたいこんな感じですか。



一つアドバイスをするなら


「書こう」


とした時書けるようになるには、相当なインプットが必要だと言うことです。


書く事はアウトプット。
何かを入れ続けなければ、枯渇してしまいますからね。