得意技で勝負しよう

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東京・後楽園ホールにプロボクシング『オーバーヒートボクサーズナイトVol.60』を観戦しに行った!


ある選手とある選手の闘いの中を見て思ったことがあった。


正直、両選手のデータを知らないで試合を見るのも申し訳ないのだが、赤いトランクスの選手は入場時に軽やかならステップを刻みながら入場曲に合わせて入場。リングコールを受けるまでステップを踏んだり、シャドウボクシングをしていたりとテンションをあげている。コンディションやモチベーションも充分そうだ。


対するは青トランクスの選手はクールな面持ち。微動打にせず、静かに集中力を高めているのが伺えた。



ここまでは静と動の対決というのが明らかになった。このような試合はよく見受けられる。




試合はやはり動く赤トランクスにチャンスを伺う青トランクス。


恐らくアウトステップで距離を空けた試合が赤トランクスは得意そうだ。



しかし、青トランクスは中に中に入る密着ボクシング。



近付いてこられてはヒットアンドアウェーも出来ない。



クリンチ状態が多くなる。観客は動きのない試合に集中力を欠けてくる。選手も自分のボクシングが出来ないから本人が一番辛くてキツイだろう。




この状況の試合がフルラウンドまで続いた。



プロレスとボクシングは違うから大きな作戦変更は出来ないにせよ、小さな作戦変更はなかったのだろうか。イヤ、闘ってる方は必死だから色々作戦はあっただろう。



恐らくアントニオ猪木がリングで膠着する闘いが続くようだったら反則してでも敵をやっつけようとする姿勢を伝えて相手を怒らせ、見ている客をヒートさせてただろう。メチャメチャな試合をしたら因縁が生まれ、再戦の時は観客が「どうなるんだろう…」とワクワクする。例え反則技でなくても「何か仕出かすのではないか…」と思わせた方が観客も応援しやすくやる。


折角の静と動の対決というわかりやすい両選手だったのにそれぞれの得意のボクシングが見られなかったのは残念だ。


相手を倒すのも当然ながら、更に僅かな瞬間に練習の成果やプロのきらめきを魅せなくてはならないからボクシングは難しい。上半身へのパンチとよけるという技しか使えないルールなのだから…。




でもまた両選手には、イヤボクシングの選手全員が、得意のボクシングでのKOが出来るように期待したい。



男の子誰もが一度は憧れる格闘技の世界なのだから…。