公演終了後・・・T君との会話


アンディ先生すごかった、どうしてアンディ先生はあんな事が出来るの?アンディ先生は魔法使いなの?



そうだよ。アンディ先生は“マジシャン”っていう魔法使いなんだよ



ええ、いいなあ、僕も魔法使いになりたいなあ、僕も大人になったら魔法使いになれるかなあ?



なれるさ。でも、ただ大人になれば魔法使いになれる訳ではないよ。

T君はイチロー選手を知ってる?イチロー選手はねえ、身長が2メートル以上もある外国人選手が投げる、矢のように早くて重いボールを、あんなに細い体で、毎年200本以上もフェアグラウンドに打ち返してヒットにしてしまうんだ。しかもそれを10年近くも続けているんだよ。

どうしてそんな事ができると思う?それはねえ、イチロー選手が“魔法使い”だからなんだ。



そうなの?



一生懸命練習して、人の何十倍、何百倍も努力して“バッター”っていう魔法使いになったんだ。



ふ〜ん



でもね、魔法使いは他にもいっぱい居るよ。君のすぐ近くにだって“魔法使い”は居るんだよ。



ええ、誰?



それはね、お母さんだよ。



お母さんが魔法近いなの?



そうだよ、お母さんは毎日、T君の朝ごはんを作ってくれて、お昼のお弁当を作ってくれて、夜のご飯を作ってくれるでしょ?それだけじゃないよ、洗い物をして、お部屋の掃除をして、トイレを掃除して、お風呂を洗ってくれる、T君がお外で遊んで汚れた洋服を洗濯して、干して、畳んでしまってくれる。それを365日、毎日やってくれるでしょ。T君はお母さんに変わって、それを毎日やる事が出来る?出来ないよねえ。それじゃあ、どうしてお母さんは、そんな事ができると思う。ただ大人になったから、という訳ではないよ。お母さんは、毎日一生懸命頑張っているんだよ。人の何十倍、何百倍もT君の事が大好きだから、とてもとても大好きだから、お母さんっていう“魔法使い”になったんだ。



ほんとに?



“お母さん”っていう魔法使いのすごいところは、それだけじゃないよ。そんなに毎日忙しいのに、韓流ドラマを見て泣いたり、昼寝だって毎日欠かさないんだ。すごいよね。



う、うん・・・



だから、お家に帰ったらお母さんに言うんだよ。「お母さんは魔法使いだね」って。「どうして?」って聞かれたら、だって毎日僕たちのご飯を作ってくれて、食器を洗ってくれて、掃除をしてくれて、洗濯してくれて・・・そんなの魔法使いじゃないと出来ないよ、お母さんは、僕の魔法使いだ!って言ってごらん?うまくいけば、お小遣いを貰えるよ。



ほんとに?



で、もしお小遣いを貰ったら、半分をアンディ先生のところに持ってくるんだよ。



どうして?



上納金って言うんだ。



ジョウノウキン?



大人になれば分かるさ、魔法の一種だよ



うん、分かった。魔法だね、持ってくる・・・



韓流ドラマと上納金のくだりはフィクションです。もちろん。絶対に言ってません・・・