違法なこと!

自力救済という言葉を聞いたことがありますか?

例えば自転車を盗まれたとします。
後日、盗まれた自転車を発見した場合にその自転車を
勝手に奪い返す行為のことを自力救済と言います。

つまり侵害された権利を、
司法の手続きをせずに実力行使で権利を回復することです。

現代では、この自力救済は禁止されています!

理由は、
「自力救済を認めると、力が正義ということになり、社会秩序の維持が難しいため、
権利の有無は司法(裁判所)によって判断されるべき」
という考え方があるからです。

代表的な例として、家賃不払いによる大家さんの勝手な鍵の交換が問題になることがあります。

裁判所は、家賃の不払いにより契約の解除は有効であるが、
借主が部屋の中のモノを持ち出す猶予なく勝手に鍵の交換をしたことは違法であるとの判断をしました。
これは、たとえ賃貸借契約書に“賃料の支払いが滞った場合はすぐに大家は鍵の交換ができる”と特約があっても違法になるんです。

民法では占有権(モノに対する事実上支配する権利)の規定があり、
奪われたモノの回収は司法の手続きが必要になります。

自力救済が認められるのは、緊急でやむをえない
特別の事情がある場合に限定されているということに注意して、
一度冷静になって、専門家へ相談しましょう!

もちろん過払い金の返金手続きも、
僕たち司法書士にお任せ!