被災地訪問の記録 その4

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4/25(釜石市)

岩手県釜石市は、製鉄と漁港で栄えた街。

釜石市役所の職員Aさんに役場の職員の視点から見える被災地の現状を取材し ました。


釜石市では、警察署も破壊されてしまったため、市役所職員であるAさんが遺体運搬の仕事などもしなければならない状況が続いているそうです。

遺体搬送の当初は、Aさんが瓦礫の中から、知人の遺体を発見することも多く、
切なくて毎回泣いていたそうですが、それでは仕事が進まないと覚悟を決めて、
今まで100体以上の遺体の搬送の担当者として頑張っていらっしゃいます。

未だに600人以上 の遺体が瓦礫の中に埋まっていると言われ、かなりの腐乱が進んでいるとのこと。

僕の友人にも役場の職員がいますが、就職時の想定をはるかに超えた仕事が回ってきて、
それをひた向きにこなすAさんの心は筆舌に表すことができず、ただその姿に心から尊敬の念を抱きました。

地震が起きた直後の釜石では、車で逃げる市民が主要道路に殺到し大渋滞が起 こり、渋滞の車列がそのまま津波に飲み込まれた。

2階に逃げれば大丈夫と考えて逃げなかった市民も多く、そこに大きな津波が6波も7波もやってきて全てを押し流してしまった。

巨大な貨物船もコントロールを失って港に何度も衝突した後に、港に乗り上げ た。


現状言えることは、今回の災害はあまりにも被害が多き過ぎるので、
地元の自治体単独での復興は困難。被災から1か月以上経って、
ようやく道路の瓦礫を撤去でき、遺体の集中捜索を始めたところ。
被災した自治体同士の横の連携も始まっているが、
それぞれの自治体での被害の種類もバラバラで、
統一した要望を国に提出するのにも苦労している。

市役所の職員もテレビでの報道でしか国の動きが見えないという、国、県、市 役所等の行政間でのコミュニケーション不足が続いている。

地元の漁師にとってみれば、船も無い、養殖も無い、魚市場も無い状況で、気落ちが折れて、漁業を辞めてしまいかねない。
地元の人々は、昔から自然と共に暮らしてきた人達ばかりなので、「津波のせいだ」と八つ当た りすることもなく黙して語らないが、未だに被害が甚大すぎて、ショックから立ち直れないでいる。何にも考えられないというのが正直な感想だそうです。 

 
  • コメント(全2件)
  • 大樹 
    5/11 20:38

    釜石と言えば新日鉄、ラグビー、魚…いろいろありますね。

    行ったことは無いけど甚大な被害になり、確かに国の支援がないと復旧&興は不可能ですね


    漁業を諦める人達が増えると地域の衰退や後継者育成が懸念されま


    気持ちが萎えることが無いような国や県などの支援をしっかりやってもらいたいです。
  • 阿部亮 
    5/13 16:20

    大樹さ
    そのとおりです。
    小魚も陸で干からびていたり、
    まだまだ小さいリアルなものがたくさんありました。
    伝えきれるかわかりませんが、
    また更新します。
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