【NEWS】【Jason Mraz / ジェイソン・ムラーズ】ap bank fes出演決定に関して、ジェイソン本人から日本のファンへ向けてメッセージが届きました。


この3年間、僕はアメリカで一番重要な音楽フェスティバルであるファーム・エイドに参加できる栄誉に預かってきた。これは苦境にあえいでいるアメリカの家族経営の農場を支援するために毎年開催されるコンサートなんだ。僕は地元で生産された、有機栽培の食物を買って、地元のファーマーズ・マーケットを支援することの大切さをこれ以上ないってぐらいに強調したい。オーガニック(有機栽培)なものを選ぶという事は、家族の健康や周りの環境にとって最良の選択であり、さらに健全な地元経済のためにも良いんだよ。何故なら地域で生産されたものを買うというのは、農家の人たちが、その労働に見合った対価を最も公平で正確な形で受け取るための助けになるからね。信じられないかもしれないけど、大手の工場式農場によって中央統制されている現状の食物システムは、全体論的に作用しているわけじゃない。つまり、人間の健康、健全な土壌、そして全ての人にとって健全な経済が、同じように大切なものとして考えられていないってことだ。



ファーム・エイドは、とても豊かな教育体験で、毎回僕はそこで自分のバックヤードでの人生のクオリティ・オブ・ライフ(QOL=人生や社会的な点から見た生活の質)を向上させるための貴重なヒントや情報を得て帰っているんだ。



残念ながら今年は、ファーム・エイドに出演はしないけど、僕の精神だけでもフェスに行って、その成長に耳を傾け、今年30歳を迎えるコンサートの盛況ぶりを見ておこうと思う。



その一方で、日本で似たようなフェスティバル:ap bank fesに出演することを発表することができてとても嬉しく思っている。ap bank(apは、アーティスト・パワー/そして代替えエネルギーを意味するオルタナティブ・パワーの頭文字でもある)は、本物の銀行(bank)ではなく、音楽プロデューサーの小林武史氏と、Mr. Childrenの櫻井和寿氏が設立した基金なんだ。この8年もの間、ap bank fesは、農家や食料の将来、グリーン・テクノロジー(エコ技術)を支援するために何百万ドルもの資金を作りあげてきた。

今年、フェスティバルはこれまでよりも一歩前進して、被災地の人々を支援するための資金集め、また人々の関心を促すために、3か所での開催を決めたんだ。



8年のフェスティバルの歴史で、外国人アーティストが出演するのは僕が初めてだと聞いたんだけど、僕がこのフェスティバルで、自分の音楽をみんなと分かち合えるということと同じぐらい好奇心をそそられているのは、何を学べるかってことなんだ。ap bank fesでは、廃棄物がゼロなんだって。廃棄物がゼロだよ!100,000もの人々が見に来ているのに廃棄物がゼロだって?!



これは、みんなに、自分たちの食器を持ってきて、自分たちのお皿やコップを自分たちで洗って再利用するように、そして、彼らの週末の家となるフェスティバルの環境に対して責任と意識を各自が持つように促しているんだ。

これは絶対自分の目で見なくっちゃ!



さらにすべてのペット(プラスチック)ボトルは、会場で圧縮され、巨大な透明のプラスチック・ブロックとなって展示されている。3日という短い間にどれだけの量が消費されたのか、誰でも一目で分かるようにね。小林武史氏と彼のチームが行っている努力は、全てのコンサートプロモーターも、そしてフェスに行く観客も、同様に目指すべきことだ。彼らはフェス会場を去る時、何も残さず、フェスティバルが行われた土地に持ってきたもの、そして持ち出すもの全てに対して責任をもって管理している。物資を運び入れているトラックでさえも、再生できるものは全て引き取るように要求されているんだ。ガソリンが誤った使われ方をしないようにね。

物販のグッズは全てプレオーガニック・コットンから作られている。つまりそのことは、綿花は過疎地の村で作られ、彼らのコミュニティでの農薬使用を永遠に無くすために役立っている。そしてフェスティバルでは、食物の育て方や、環境に優しい物や工芸品の作り方を習ったり、僕が今世界中で起きていると信じているカルチャー革命にどうやったら参加できるかを学べるワークショップが開催されている。



皮肉なことに、日本は夏の猛暑に対抗するために、原子力発電所を再起動させる決定をしたばかりだ。このコンサートは、風力タービンやソーラーパネルや、バイオ燃料を使ったエネルギーを利用することにより、既に僕たちが望めば手に入れることができる、クリーンで環境に優しい再生可能なエネルギーへの関心を高め、その重要性を強調しているんだ。



想像できるかい?エネルギー自給だよ!核よさらばだ。すり減った山頂や、石炭を燃やすこともない。原油流出もない。公共料金よさらばだ!



嘆かわしいことに、グリーン・テクノロジー(エコ技術)の反対勢力の一つに公共事業があり、これは、一つの国にとって大きな収入源でもある。人々が一つの組織に結び付けられている限り、お金は循環していく。全てを作り、運び、そして管理するために、どれだけの石油を必要としていようが関係なくね。



*このことは、来たるべき大統領選挙について考慮すべきポイントだと思う。オバマが、史上どの大統領よりもグリーン・テクノロジー(エコ技術)へ資金を充てていることを忘れちゃいけない。その点で彼は、僕から二期目の票を貰うことが確定してるんだ!(君の地元の代議士や上院議員がグリーン・イニシアチブの支持者であるかどうかも調べてみよう。もし、上院の過半数がエコ・マインドを持っていたら、僕らはユートピアへの道のりの半分を達成したといえる)



日本のお客さんたちは、僕の音楽を10年強もの間ずっと応援し続けてくれている。だから、この革新的な時期に、彼らから友人として受け入れてもらえることを特別な栄誉だと思っている。



ap bank fesとその取り組みについては以下を見てほしい:

http://www.apbank.jp/en/whats.html



アメリカに住んでいる人は、ファーム・エイドをチェックして、君たちのバックヤードで何が育っているか見てほしいな!

-ジェイソン・ムラーズ